森の魔獣に花束を/小木君人,そと

ボーイミーツ人外ガール。
やはり人外との恋は素晴らしい。心が洗われ過ぎる。人外は至高の存在と言わざるを得ない。
このお話で描かれる恋物語は、象徴的に出てくる鮮烈な色と薫りを持つ薔薇のイメージとは寧ろ逆に見える。ただ、だからこそ、その薔薇が象徴的に映る。『薔薇色』という言葉があるが、その意味を考えてしまうな。
割と痛ましい系のお話だと思うのだけど、ただただ痛ましいとならないのはお話の雰囲気がいいからかなあ。質のイイお伽話のような雰囲気。たとえば、道満晴明さんがだいぶ前にエロ漫画でやってたような、お伽話の変化球パロディみたいなのが好きな人とかすごくハマるんじゃないかなあとも。作中の歌にケット・シーが出てきたのもあって、『くぢら』の『ナガグツヲハイタ猫』を思い出した。や、思い出しただけで、この作品とは関係ないんですがw ……『くぢら』出た98年かあ。
これこそ全然関係ないけど、当時たしかメガストアとかでやってた『日なたの窓に憧れて』という日記マンガは絶品なので、収録されてる『VIDE』『くぢら』『くらげ』『かえで』あたりは、古本屋とかで安く見かけたら買うといいですよ。
それにしても、人間×人外というのはなんとも言えない魅力を持つ関係性になるなあ。恋のお話じゃないし、その関係性も全然違うものだけど、ナウシカとオーマとかね。親密な関係と、妙な倒錯感が絶妙な味を見せるというか。
そして、ヒロインである人外娘である。見た目からそうだが植物が変化したタイプのモンスターで、頭に花を持ち蔓を操る。雑食だが光合成なども行う。もうこれだけでご飯3杯イケる気分だが、なんと彼女、人も喰う。何なら踊り食う。最高や……! 死ぬ時は人外娘に喰われたいものです。死ぬ時は人外娘に喰われたいものです。大事なことなのd
そとさんの挿絵もよかった。絵自体どれもよかったけど、本を開いてまず目に入る、この絵を口絵に入れたという演出に拍手するしかない。

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