もえぶたに告ぐ 〜DRAMATICK REVENGE STORY〜/松岡万作,如月瑞

第6回HJ文庫大賞奨励賞受賞作。
HJ文庫大賞の受賞作といえば、つい最近も『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』で話題になったばかりですが、今回のこれもなかなか。
お話的には、主人公のハラグーロ男の娘が幼馴染の冷徹少年に復讐する、というモノで、「萌え集めを手伝ってくれ」という萌えの妖精というキワモノまで出てきて、そして、タイトルが『もえぶたに告ぐ』。なんとまあ……としか言いようがないが、妙な面白さがあったからラノベを読むのはやめられない。
個人的には、ラノベにおける男の娘モノ、特に女の子に囲まれる男の娘ラノベというのには幻滅しており、いつもならこれもスルーするところだったんだけども、表紙デザインに負けた。このいかにもな可愛いイラストとぶっ飛んだタイトル、に、反するようなこの武骨にも見えるロゴデザインに、手にとるのを止められなかったw こういうシンプルなデザインだと女の子×白背景が映えまくるな。
さて、肝心の内容ですが、基本的には先に書いたように主人公の男の娘による復讐劇なのですが、件の萌えの妖精を利用して復讐相手を女の子に変えるという、メインのペアが女装少年とTS少女という、とんでもないスタートライン。つーか、本質的には男×男じゃないですかーやだー。
キャラも主人公の萌蔵を始めぶっ飛んだキャラばかり。萌蔵が復讐相手である武尊への復讐の動機というかモチベーションがよくわからないし、あとがきのこの設定? も自分にはよくわからず、最終的なオチもうーむ……と思わざるを得なかった。にも関わらず楽しく読んだのは、色々勢いでノリ切られた感もなくはない。しかし、読み終わってみてどうだったかと言われると、面白かったとしか言いようがない。
個人的には、やはりクライマックスにおける萌蔵と武尊の場面だろうなぁ。あぁ、自分は男の娘にはこういうモノを求めていたんだなと。キター!!! と思ってしまったもの。まぁそれだけにそのオチに首を傾げざるを得ないのだけど、やはりホモか。ホモじゃないとあかんか。ちゃうねん。まぁそれはともかく。最終的なオチはどうかなぁとは思うけれども、クライマックスの盛り上がり感は半端なく、変な満足感があった。
そんなわけでいろんな意味で首をぐりぐり捻りながら読んだ作品でしたが、最終的にはとても面白かったです。次がこれの次巻になるのか、はたまた別の作品になるのかはわからないですが、是非読んでみたいところです。
しかし、HJ文庫は凄いの見つけてくるな……。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< March 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM