RADIO ONSEN EUTOPIA/やくしまるえつこ

やくしまるえつこ
みらいrecords
¥ 2,623
(2013-04-10)

元ネタはNHK-FMの『やくしまるえつこ“みんなのクリスマスセッション”』。だから、みんなのうたが多く収録されてるのか……。
ちょっとだけ聴くつもりが通して聴いてしまう。そんなアルバム。聴き終わった時はもう、凄いな、の言葉しか出てこなかった。
最初、セッションの音源化と聞いて、そんなんええから素直にフルアルバム出せよこのやろう、とか思ってごめんなさい。もう、これ、やくしまるえつこソロの1stアルバムでいいんじゃないかというほどに素晴らしい『作品』に仕上がっている。そこに流れてる空気までパッケージされているようで、それがまたいい空気感を醸してる。収録曲はアニメ好きならお馴染みの曲が多いけどw、そんな中、みんなのうたのカバーが利いてる。
幕開けは『ノルニル』。言わずと知れた『輪るピングドラム』の1期OPテーマですな。なんとなく、バンドアンサンブルになって、ハイハットの性急に刻む音が非常に心地よく響くように感じる。せいぞんせんりゃくー!
そして、さっそくみんなのうた、『恋するニワトリ』。谷山浩子さんの歌。元々可愛い曲だけど、少しカントリーを匂わせるメロディと、やくしまるえつこさんのキュートな歌声がハマるハマる。「ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋♪」は必聴。
3曲目は『ヴィーナスとジーザス』。荒川アンダーザブリッジ1期OPテーマ。 アニメの時から可愛い曲だったけど、相変わらずの可愛さだなー。というか、歌詞を蛍光オレンジでプリントするのやめて、読み辛いw
続いては『COSMOS vs ALIEN』で、荒川アンダーザブリッジOPテーマシリーズ感。英語の語り口調から始まるスペイシーポップ。NARASAKIさんのギターがなんともたまらん味出してる。もしか、星が弾いてると妄想したらちょっと面白い。あの子はいただき!
5曲目、『北風小僧の寒太郎』キター。編成も、ボーカルとギターのみだけど、寧ろ暖かい雰囲気ある。なんなら冬のおこた感まである。3番のギターのカッティングがかっこいい。ヒュルルルーン、ルンルンルン♪
前半戦締めは『ヤミヤミ』。最近のみんなのうたは見てないからわからないのだけど、やくしまるえつこのみんなのうたに書き下ろした曲がこれ、なのかな。少しホラーぽい劇伴感のある可愛い曲で、なるほど、みんなのうたに流れていても不思議はないかも。今聴いても大好きになれる曲だけど、もし子供の時にみんなのうたで見たら凄く大好きになってただろうなぁ。
後半戦最初となる7曲目は『少年よ我に帰れ』。『輪るピングドラム』2期OPテーマ。この不穏なビブラフォンの音色、そっからのサビ前の「少年よ我に帰れ」はもうこれだけでたまらんすな。ディスティニーーーーーー!
8曲目はみんなのうたから『キャベツUFO』。ボーカルとビブラフォンだけで構成されており、やくしまるえつこの歌声が思うまま堪能できる。ビブラフォンの音色とスタジオ? の空気感が、まるで夜のキャベツ畑で唄われているかのような空間が演出されている。お店などで試聴して、この歌で「買おう!」とはならないかもしれないけど、もし買ったら是非おうちでゆっくり聴いてほしい1曲。
次も引き続きみんなのうたから、『ラジャ・マハラジャー』。ボーカル、ギター、ベース、ドラムと完全バンド編成ナンバー。所謂バンドブーム的なノリのいい音を鳴らしてくれていて、とても楽しい。こういう曲もやるんだなぁw それにしてもサビ前の「まあ! まあ!」のなんと可愛いことか。こんなバンドの娘いたら1秒で恋に落ちるわ。
10曲目、『ときめきハッカー』。『電波女と青春男』のEDテーマ『ルル』に収録されていた曲。本当は『ルル』も聴きたかったところだけど、まぁそれはいいとして。メロディといい歌詞といい演奏といい、変態的なリズムが楽しい楽曲。ツインドラムが同期する箇所の気持ちよさは異常。そして、最後に漏れる「……はわぁ」。素晴らしいです。
そしてそしてラス前に『メトロポリタン美術館』! 子供の頃、みんなのうたで大好きな曲でした。大貫妙子さんの楽曲だったんですねー。さて、やくしまるえつこさんバージョンということですが……もう、とりあえず聴いてみてください、の一言。
ラストは『ロンリープラネット』。先述のみんなのうたに書き下ろされた『ヤミヤミ』のシングルに同時収録された曲みたいだけど……これが凄い。宇宙に投げ出されたのか、旅をしているのか、彼女なのか彼なのかわからないが、その中で、交信し、文通し、メールをやりとりし、約束して、別れるまでが描かれる。そう、これは、スペースオペラ(違う)。全体に漂う浮遊感や「梅干し食べたい」などのフレーズが掴みどころのない作中の人物のキャラクターや背景を思わせるし、サビに入る時のバスドラとギターが作中のキャラクターの語りを盛り上げてくれてまたたまらん。いや、もう最後の言葉には「おい、どこ行くねん! (泣き顔)」と思ってしまうぐらいに。長い曲ですが、時間を忘れてしまうくらいにドラマチックで感動すら覚える。これ、原曲も聴きたいな……。
というわけで、至福の1時間を過ごさせて頂きました。やくしまるえつこさんのことが好きな人はマストだと思います。7月には相対性理論でも新作を出す模様。そちらも楽しみですね。

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